チョコレート
第11章 夏休み
「なんでもっと早く教えてくれなかったの?」
私はパスタを食べながら
正面に座っている
涼くんに聞いた
「まだ行かんしいいかなと思って」
「いつ引っ越すの?」
優衣が聞いた
「うーん、1ヶ月後ぐらいかな?」
「じゃあお別れ会しないとね」
「彩、お前は小学生か」
「だって…」
「いいじゃん、お別れ会」
と祐樹くんが言った
「お別れ会とかいいって~」
「遠慮しないで!今度は私が料理作るからっ」
「本間にー?でも、彩ちゃんの料理は食べたいな」
「じゃ、決まりね」
何作ろうかなぁー