テキストサイズ

チョコレート

第16章 西宮家



「いいじゃない、喧嘩してるより」



「まぁな」






ご飯を食べたあと
私は龍輝さんとソファーで
30分ぐらい話をしていた



「陸のどこが良かった?」


「えっ」



急に龍輝さんにそう聞かれた

陸は私のすぐ横でテレビを
見ている




「えっと…優しいところですかね…あと、陸といると元気になれます!」





「そうか」


龍輝さんは優しく微笑んだ



やっぱり笑顔が似てる




「あ、私そろそろ帰ります。」




「また来てね。良かったら泊まってく?」


「え!?」



「ダメよ、陸が何するかわかんないから」
振り返ると由奈さんがいた



「しねぇーよ」




「どうだか」



私はその後
由奈さんと龍輝さんに
軽く挨拶し
マンションを出て
裏の公園に来た



ストーリーメニュー

TOPTOPへ