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チョコレート

第3章 すれ違い




夜になり

私は公園に向かった




翔はすでに
ベンチで座っていた




「翔!」




翔に駆け寄る





「あや…」






「ごめんね、呼び出して」




「いいよ」





「えっと…」




なかなか切り出せなくて
俯いてしまう。




「わかってる」


「え?」



翔が急にそう言った




「彩が俺の事好きじゃないことぐらいわかる」





「翔…」





「諦めねぇから」




「えっ」




「そんな簡単に諦めれるほど半端な気持ちじゃねぇんだよ」




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