チョコレート
第4章 ドキドキ
家を出る時
お母さんに
呼び止められた
「傘持って行きなさい」
「こんな天気いいのに、いらないよ!行ってきまーす」
「もう梅雨の時期なのに知らないからね!」
マンションの下で
空を見上げた
晴天じゃん
私は学校に向かって
歩きだした
「あーやちゃん!」
「キャッ」
誰かに後ろから
抱きつかれた
「なんだ祐樹くんか…」
「おい、祐樹」
後ろから陸も来た
「彩ちゃんいー匂いする♪」
「ちょっと、祐樹くん!?」
「あれ、彩ちゃん傘わ?」
祐樹が私に離れながら言った
「今日雨降るの!?」
「まぁ二分の一の確率だね~」
まじか~
ま、後の半分に賭よ
3人で学校に向かった