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緑の縁

第3章 私の一日

「華葉は仕えている身でしょ?
 必要とされているならそのまま居続けるべきだし、いらなくなったら雅哉さんが言うでしょ?」

蘭の強い眼差しに少し圧倒される。

「そう・・・だよね・・・」
「まぁ、華葉がさ、雅哉さん好きなのは否定しないし?」

!!!!!!!!

「ちょっ!」
顔がぶわっと赤くなる。

「本当はかぁわいいのにそんな野暮ったいお下げに黒眼鏡、
 男除けとは一途だねー」

けらけらと笑われて、ますます顔が火照る。

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