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上司と部下の恋

第1章 1

「そんなに、ダメでした・・?」

恐る恐る、わたしの顔を覗き込むこの子は、入社2年目の光輝。

わたしの課では、みんな名前を呼び合うことにしている。

オンオフスイッチを入れるための訓練。

「平気。よくできてる。これで、明日プレゼンしましょう」

わたしの言葉を聞くなり、パアッと明るい笑顔になる。

素直でいい子。

自慢じゃないけど、うちの課には、素直でいい子が揃ってる。

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