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最後のキス~琉球の海を渡る風~

第5章 The king who disappeared~消えた国王


 あとがき

 六月から見始めた時代劇〝テンペスト〟は予想外に面白くて、引き込まれました。全五巻まで見てきて、もう一度通してみたいと思ったのがアマゾンでDVDボックスを買おうと思った理由です。
 私としては思い切った買い物でしたが、一昨日の夜、わくわくしながら一巻を見始めたら、唐突に琉球を舞台にした作品を書いてみたい! という想いに取りつかれました。
 実は以前から、テンペストを見て、こんな風な小説を自分でも書いてみたいと思っていたのです。しかし、琉球の歴史もろくに知らない私にはかなり高いハードルでした。
 とはいえ、韓流小説も元々は歴史なんて少しも知らずに飛び込んだ世界でした。描きたいという気持ちがあるのなら、学びながら書いていけば良いのです。
 そんな想いで書き始めたこの作品、いかがでしたでしょうか? 韓流小説から日本の時代物に帰ってきたばかりなので、今はまだ、始めたばかりの時代小説の方を完結まで頑張りたいと思いますが、いずれチャンスがあれば、琉球についてももう少し書いてみたいです。
 さて、今更ですが、琉球について少し調べてみました。尚正王はもちろん架空の王様ですが、何とも面白い偶然を発見。巻末の歴代王の名前を見て下さい。
 実は私が設定した小説の舞台は千八百年初頭でした。丁度その頃、琉球には本物の尚成王という王様が実在していたのです。しかも、その王様は二歳で即位して、在位わずか一年にも満たずに亡くなっています。

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