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Promis* - 約束 -

第2章 新堀君

私は、固まってしまった。

『........はい?』

授業を、サボる?
しかも、私と?

「あ、ごめん。
嫌ならいいけど。
今から行っても、どうせ、遅刻だし。」

彼の声に、チャイムが重なった。
完璧遅刻だ。

「どうする?」

追い打ちをかけるように尋ねる、彼。
教室には、二人だけ。
変な空気だった。

彼は、私から視線をそらさない。

私は口を開く。
そして、言った。



『サボる。』



それは、有る意味、心の鍵を壊したのと同じだ。
もう傷つきたくないという、心の叫びを...
私は、無視した。

これが、全ての始まりだった。

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