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私の恋は正しいですか?

第17章 当日

これではまるで”セフレ”ではないか。

でも、今まさにセフレという関係を持っている人達の気持ちが初めて分かったような気がした。

”好きなんだからいいじゃない。好きな人に初めてを捧げればいいじゃない。”

そう囁く自分も確実にいることは私自身も分かっていた。

心の中ではどんな形でも大沢と繋がれればいいというのがゼロではない。

梅谷先輩が去年の合宿でおっしゃっていたことがフラッシュバックされるように思い出された。

梅谷先輩が言ってたように、絶対なんてないんだな…。

そうこうしているうちに間もなく待ち合わせの時間になってしまった。

(とりあえず、行くしかないか…。)

すぐそばに置いたスクバと手提げを持ち、私はトイレを出た。

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