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私の恋は正しいですか?

第18章 カラオケ

それからというもの、確かに何回か大沢に”ヤろう”と言われたことはあった。

でもその度に私は

”やだよ〜。それにお互い童貞と処女なんだし、やっぱ最初は大切にしなきゃ!”

と言ってどうにか誤魔化していた。

私達女子校のトップ10に入る行事の中にバレンタインデーがある。

「今年どうするー?」

「やっぱ手作りだよね〜。」

なんて会話が飛び交うようになってきたこの頃。

(私はどうしようかなぁ…。)

この頃にはもう、大沢への好きの気持ちは冷めていた。

ぶっちゃけあれほどヤろうなんて言われたら冷めない人の方がおかしいだろう。

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