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君が好き

第1章 本当に好きな人

翔「ああ…うん…行こうか」


部屋を出ていく翔君を、目で追いかけた。

・・・また、言えなかった・・・


二「何ぼーっとしてるの?」

大「なぁ、せっかくみんな一緒なんだから、たまにはみんなメシ行かねぇ」

二「翔さん達も二人で行ったんだから、俺達も二人でいいじゃないですか」

大「松潤、一緒に行かねぇ?」


松潤を睨むニノ。


松「俺はいいよ。二人で行けば」

大「松潤、行こ…」

二「Jもいいって言ってるんだから、いいんですって。Jまたね」


と言いながら、無理矢理俺の腕を引っ張り、部屋を出た。


大「なぁニノ、俺といたい気持ちはわかるけど、五人の仕事って少なくなってきてるだろ。そういうときくらいみんなでいよう!」

二「嫌だ。俺はいつもリーダーといたいの。みんなリーダーの事大好きだから、俺そんなのみたくないもん」

大「ニノ、俺達仲間なんだから、仲良くて当たり前だろ。そんな事言うなよ」

二「・・・わかりました」

大「よしよし、いい子だ」

二「わかったから…キスして!」


ニノに気付かれないくらいの溜め息をついて、言う通りに軽いキスをした。
いつもそう、わがまま言って、そして言う事を聞くからと、キスを求めてくる。
最近、そんなキスに不満な顔のニノ。
それに俺は気づかないふりをしている。


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