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この前、人を拾いました

第105章 ⑩—5 彼の言葉の真相は




「でも……

私は


病気じゃないです」



「そうですね」


にこりと微笑まれて、その笑顔に釘付けになった。



「それを


礼二にも教えてあげて下さい」



ハハハと軽く笑った代表は、私にウインクをした。



「今頃街の中を駆け回っているかもしれませんね」


「え?」


「着信入ってるんじゃないですか?」


そう言われて、カバンから音を消していたスマホを取り出すと、またまた私はその大量の着信を見て小さく悲鳴を上げた。




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