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この前、人を拾いました

第105章 ⑩—5 彼の言葉の真相は




「兄貴なんかに渡さないっ……!」



「っ………」



さっきから、レイは何を言っているんだろう。


分からぬまま、ただただレイに抱き締められたままでいると、レイは私の頬を両手で掴んで瞳を見つめた。



「レイ……っ」


「……るみちゃん…」



レイに触れたの久々…


当たり前か


話すことすらもしてなかったんだから



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