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この前、人を拾いました

第16章 ②―3 挑発には乗ってはいけません

「今日の夜、20時よ!」



勢い余ってそういうと、正人さんは待ってましたとばかりにニタニタとした。



「あれ?いいの?彼氏、家で待ってんじゃないの?」

イラっ…


「いいんです!今日遅いんで!」



そう私がいうと


正人さんは、プッと笑った。


な、なにがおかしいんだ!!!!!


ギロっと睨むと正人さんはさらに笑う。



「OK。じゃあ20時に近くの居酒屋で!」



そう言ってまた正人さんは振り返ると、背を向けたまま手を降って去っていった。

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