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この前、人を拾いました

第20章 ②―7 彼なりの愛情

「これ、どうしたの…?」


箱の中をあけると、10個は入っていた…

や、やばい……

嬉しい……



「青木と一緒にさっき買って帰ってきた!ををを!うまいな!!」



おいしそうにシュークリームを食べながらレイが言った。


青木……?


って

多分、若村さんかな?



「でも、どうして………あ、」



そっか、



レイ、私のショーウィンドーからガン見したシュークリームの記憶、"視たんだ"…。



「ありがとうっっ!」




私はレイに思いっきり抱きついた。



わざわざ、

私のためにレイが買ってきてくれたことが、本当に嬉しかった。


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