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この前、人を拾いました

第34章 ④―1 イチゴノイローゼと襲撃

「すみません……」

私は歩きながら部長に会釈をすると荷物をもって、その女に近付いた。




「草野…みきといいます。」


「ふぅぅん。私は九条院麗子よ。


で、単刀直入にきくけど、あなた、礼二さまの何なの!?」


何なのって……


「早く答えなさいよ!!!!」


「麗子様、あまり大きな声をだされては……」

え?


声のする方をみると、黒いスーツをきて九条院さんの後ろに控えてる男の人がいた。


「瀧山は黙ってなさい!!」



まさか、これ本物の執事ってやつ…?

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