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ていうか、尺取り虫になるって……何なの、

会社ってそんな感じで立ち上げられるの…？



あぁでも…


彼なら…


レイならやりかねない…




「前もいった通り、礼二先輩に出来ないことはありませんからね…。
今いくつかホテルを経営などしている本当に敏腕社長ですよ…。
で、僕は最近、礼二先輩に引き抜かれて一緒にお仕事させてもらってます。」



すっと若村さんは私に名刺を差し出した。



「え！？一緒に働いてるんですか！？」



レイが敏腕社長って本当かよっていう驚きよりも、若村さんが一緒に働いている方が私にはビックリだった。