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この前、人を拾いました

第38章 ④―5 もう一人のイケメン

じっとその顔に引き込まれそうになっていると、

総一坊っちゃんは私に気付いて目を大きく見開いた。


すると突然、私の手を持ってグッと顔を近付けた。




「みきさん……また会えた……」



とろけそうな声で囁く総一坊っちゃんにどうしてよいか分からずに棒立ちしてしまう…




「みきさん…僕はずっと君に会いたかったよ…」





「えっ……」




何だか急に辺りがお花畑になったかのような雰囲気に私もどんどん飲み込まれそうになる。





「みきさんは……?僕に会いたいと思ってくださいましたか…?」




じぃっと見つめて私をはなさないその目に私は鼻血がでそうになる



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