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この前、人を拾いました

第39章 ④―6 新たな拾い主……!?

「きゃっっ」


そんなことを思った矢先私はすごい勢いでレイに抱き締められた。



「あみちゃん……」



っ…そこは"みき"だろ!



と思ったが



え……?

レイ、震えてる……?



あの、
傍若無人で

変態変人で

すぐに大きな口を開けて笑う
あのレイが



今、微かに震えていた。






「レイ………?」






声をかけても
私を抱き締めたまま、
なにも言わない。



よく見たら、


昨日と同じ服を着ていた。



え?




どうして…?




すると、レイはソッと私を放してじぃっと私を見つめた。




や、やばい。


私はギュッと体を強張らせる。



絶対に、若村さんとか総一さんといた記憶をレイは視ている…

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