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この前、人を拾いました

第42章 ④―8.5 『ずっと前から、お嬢様にお仕えしております』


身体を離して麗子様の顔をのぞくと、

心なしか、頬が紅いような気がした。


「ふふ」



その姿がいつもの威勢の良い麗子様と違っていて、つい私が笑うと、

麗子様はギロっと私を睨んだ。



「何笑ってるのよ!」




わがままで


強情で


でもちょっぴり照れ屋の



私の愛しい人……



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