無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「待ちなさい！！！！！！！！」



立ち尽くしていると


隣から、大きな声がした。



えっ……


今のって…



隣を見ると、さっきまで黙っていた華美さんが肩で息をしながら立っていた。



店内の人がその声の大きさにびっくりして、一斉に華美さんを見ていて、

お兄ちゃんもドアの寸前で足を止めた。



「は、華美さん……？」



初めて見る華美さんの興奮した様子に驚きを隠せずにいると、華美さんはそのままツカツカとお兄ちゃんの方へ近付いていった。



「っんだよ、

まだなんかあんのかよ！！！」

店内のみんなが…

あ、いや、クリームソーダに夢中の変人一人を除くみんなが注目する中、お兄ちゃんは華美さんの方に目を向けて注目した。