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この前、人を拾いました

第75章 ⑦―6 突然の大ピンチっ!?

叫んでも絶対に助からない…


絶望の中でギュッと手首を縛られ、口も布で縛られた。



カツカツカツカツ…



靴の音が響いて、

だんだんと私に近付く。




あぁぁ…夢ですように夢ですように…



そう念じていると、
私の目の前に男が来た。


煙草…じゃない…


あれは葉巻だ…


ぷかぁっと煙を吐き出しながら、しゃがみこんで私をじっと見つめてくる。



うわぁっ…
マフィアみたいだなぁ…



「☆¥$£*♪◇……」



渋めの声で巻き舌だらけで囁きながら、私の顔に煙をかけてくる。



「んあーん、んあーん」



訳分からないけどとりあえず、肯定しようと、

いえーす、いえーすと、言っておいた。


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