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この前、人を拾いました

第78章 ⑦ー9 天まで届け!


ホッとした顔をしたレイは、そのままカクンと膝を折って私の隣に勢いよく腰を下ろした。



「レイ…?」



恐る恐る話掛ける。
もしかして…レイの弱点って…


まさかまさかの



テントウムシっ!?!?



「ど…どうして…テントウムシ、嫌いなの…?」



ソファーの背もたれに頭を乗せて、ボーっと天井を仰ぐレイを私は見つめた。



「どうして…?僕はその質問の意味が分からない」


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