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この前、人を拾いました

第82章 ⑧—2 ラクダがいっぱいで土は赤くて…



そのあと、バスに乗った私たちはその場所で一つしかないというリゾート地に着いた。



プール付きの素敵なところ。


しかも部屋もとてもきれいで広い。


飛行機でファーストクラス乗ったときも思ったけど、こういうとき、レイって本当に財力あるよなぁ、なんて思ってしまう。


なのに私と一緒にあのオンボロのアパートに文句言わないで過ごしてるなんて、本当に頭がおかしい。


まぁ、おかしいのだけれども。



「で?ここにはどれくらいの滞在予───」


「だぁあああああ!!!!」



!?!?!?!?!?


突然タックルしてきたレイは私を大きなベッドの上に押し倒した。


はい!?

またこの展開ですか!?



「まずはオーストラリアでの、はるちゃんの味見ダァアア!!!」


「ちょっ!落ち着いてっ!きゃっ…」


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