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この前、人を拾いました

第7章 ①―6 乱入にご注意

「みきちゃああん、ちょっとのみすぎっ・・・ヒック・・なんじゃない?」


そういう正人さんももうベロベロでさっきからずっとしゃっくりをしていた。

「そんなことないれふよぉ~」

私もすっかり酔っぱらって呂律が回らなくなっていた。



「おれ、送って・・・ヒック・・・よ。」

正人さんはそういってグデグデになった私の肩をつかんだ。


「あぁ~だいじょーぶ、だいじょーぶ」



そう、私が返事したときだった。

ふすまが、


さっ



とスゴい勢いで開いたと思ったら




「ここだったな!!!!やっぱりだ!!!!さすが僕だ!ハハハハハハハ!」

と聞き覚えのある声


そして


見覚えのある
仁王立ちするそのシルエットが目に入った。

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