この前、人を拾いました
第83章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?
だけど、
さすがにそんな意地で自分の命を捨てることは出来ない……っ
下唇を噛みながら、レイのことを睨みつけた私は、マッハのスピードでレイのほっぺにキスをした。
「はいっ!!!もういいでしょっ!教えて!」
もちろんこんなのでレイは納得するわけがなく…
「今のじゃダメだ、何も満たされなかったっ!」
あああああっ!
もぉおおっ!
「ったくっ!」
どうしてこんな子供染みたことしてるんだろう…。
チュッと軽くリップ音を立ててレイにキスした私は、何だか急に恥ずかしくなって顔を手で覆った。