この前、人を拾いました
第83章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?
気が付いたら、
3分の2の地点についていた。
そこは休めるくらい、段差があって、ホッと一息。
生きてるって素晴らしい…
これからここを降りるって、それもまた大変だけど…
「よしっ!! るみちゃん行くぞっ!!!」
「はいっ…!? 私は人間なのでもう少し休息がっ…」
「よっ…と」
え
ちょっと
レイさん
なんで…
「なんで上登っているんでございますか…」
ビックリしすぎて言葉が変になってしまった私を見ながら、レイはエビぞりになって笑った。