この前、人を拾いました
第83章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?
キョトンとしたレイは、すぐにニタニタ笑ったあと、再び後ろから私の事をきつく抱き締めた。
「やっ…苦しいからっ…離し──ってどこ触ってんのっ…」
「僕はるりちゃんの胸、好きだゾっ」
「っ……」
大きな手で私の胸を掴んだレイは、そう言いながら囁く。
うそっ…妬いてたのバレてるっ…?
「ねぇっ…人前なんだからやめてよっ…」
「あきちゃんの全部が好きだ──…」
っ………
なんか本当に、いいように操られているような気がしてならない…。