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この前、人を拾いました

第88章 ⑧ー8 新たに二人…



「ん?なに?」



なに?っじゃねぇよ!!!




「なんで1人で勝手にこんな色々決めちゃうわけ!?!?」




一応あのアパートにだって思い出はあったのに…。



こんなに簡単にこいつに何もかも決められて、腹が立たない訳が無い。



「……はるちゃんが…喜んでくれるかなと思って…」




少し、ガッカリしたような目をしてレイが床に座った。




そして、大の字になって、目を瞑る。





本当に、この人は自由人かっ…





「この家…やだ?」



「…………いやじゃ…ないけど…っ」





そういいながら、頭の中で、あのアパートでのレイとの一年が駆け巡った。



叫んで、


怒って、



笑って、



泣いて………




いっぱいいっぱい…担がれた…




あれ、なんか、いやなこと思い出してる…。







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