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この前、人を拾いました

第92章 ⑨ー2 もちろん、そんなスムーズにいく訳はなくて


そっ…そんな…



「っ……お父さんっ…」


私の声が聞こえたのか聞こえなかったか。



そんなことも分からないまま、お父さんは部屋を飛び出すようにして消えてしまった。


呆然とするみんな。


そして、レイは私の隣でまだ大袈裟に、お腹を抱えてうずくまっていた。


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