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「まぁ……すぐに帰ってくると思うわよ」


「だといいけど……」


「元気出して、みきちゃん……」


お母さんとはなさんに、慰められながら、私は深くため息をつく。


「そうだっ！ そんな風に今さら僕のために可愛こぶってしおらしくする必要なんか全くない！！」



仰向けに寝転びながら、美咲ちゃんをスネに乗せてユラユラと遊んでいるレイをキッと睨みつけた。



「っ……だっ、誰のせいでこんなことになってると思ってるのっ！！！」



そんな私の言葉なんか聞いているわけなく、きゃきゃと笑う美咲ちゃんとの遊びに夢中なレイ。


お兄ちゃんはレイに突っ込むのも疲れてしまったのか、「俺は関係ない」とばかりにテレビを見ている。