テキストサイズ

この前、人を拾いました

第94章 ⑨ー4 少女漫画のようにはいかない


新しく人生を仕切り直そうと言いながら、どこか期待している私。



そんなとき、ピンポーンと家の呼び鈴が響いた。


はーい!というお母さんの返事。


そしてその数秒後に響いたお母さんの悲鳴に、私とお父さんは顔を見合わせて、立ち上がった。


「なっ、なんだっ…!?」

「分かんないっ…」


急いで扉を開けると、「お邪魔します」という聞き覚えのある声が響いて、私はお父さんと共に階段を駆け下りた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ