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キャキャキャとかわいい笑い声を漏らした美咲に西園寺代表は目を輝かせた。


「ハッハハハハハ！！！！！！！かわいい！！！！かわいいですな！！！！！！」



豪快に笑う西園寺代表。


「………そっくりだな…」


「……うん…」


お兄ちゃんとはなさんの小声の会話を聞きながら、私は、ごく普通の食事が並ぶ食卓を眺める。


ホント。


もちろん、レイに比べたら大人だし、お話も出来る方だけど…


見せる表情の節々が似ている……


そしてあの笑い方。


一気に周りを明るくしてしまうあの人柄──…



ごちゃごちゃと言ったけど…


私……


なんで、レイを試すようなこと


しちゃったんだろ。





キュゥっと胸が苦しくなって、私は思わず立ち上がった。


バカだなー…私。


情緒不安定すぎる……っ。



「わ、私っ…お手洗いにっ……」


思わずまた泣き出しそうになった私は居間を出て廊下の壁に寄っ掛かった。