この前、人を拾いました
第98章 ⑨—8 やっとこさ二人
「……僕以上にさきちゃんを愛せる神はいないんだからなっ!!!」
「れっ…レイっ……」
そのままソファーに押し倒された私は、急いでシャツを脱ぐレイのことを見つめる。
「分かってるのか…!」
「えっ…あっ…ちょっとっ……」
まさに獣。
そんな形相で私に覆い被さってきたレイの重みで、身体の自由が効かない。
ていうか、
喜怒哀楽激しすぎない???
でも、そんなこと思っている間もないまま、首筋にまるで噛むみたいなキスが落とされて、私は甘い声を漏らす。