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この前、人を拾いました

第9章 ①―8 そして何も言わずに

すると、

レイは私の耳元にちゅっとキスをしながら


「みきちゃん、ちょっと黙ろっか。」


とささやいた。



その声に身体が泡立つのが分かった。



「あ・・・」


レイは静かに
私の耳を舐めた。


いやらしく。

その音が聞こえるように。

「はぁ・・・れ・・・い・・・」


私は余裕がなくなっていた。

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