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この前、人を拾いました

第103章 ⑩—3 二人の未来予想図?



ミニトマトが、コロコロと転がって、いつまでもフォークに刺せない。



「ああっ!もう!」



苛立った私は思わず、ミニトマトを素手で掴もうとすると、ちょっと!と百合子先輩がそれを止めた。



「みきちゃん、イラつきすぎ……」


「さっき期待させるように遅れていた“アレ”が始まったからじゃないですかねっ!!」


「はぁ……なるほど…女の子の日ってやつね…」



お昼休憩。
私はイライラが収まらないまま百合子先輩とランチをしていた。

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