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この前、人を拾いました

第103章 ⑩—3 二人の未来予想図?



「何笑っているんだ!!!!」



まるで写真のレイのように、顔中に泡をつけたレイが私の顔を覗いた。



「ん?? 結婚式だな???」



私の瞳をジッと見つめながら、レイが微笑む。



「なんでお皿洗うだけでこんなに泡付くのよ……」



おでこについた泡を拭って、ふふっとまた私は笑う。



「……もう、終わったか!」


「え??」


私の隣に座ったレイは、子犬のような目で私を見つめる。


「生理」


「いや…」



そんな訳ないでしょうが。



ああああああぁと叫ぶレイが面白くて、まだたくさん付いている泡を拭う。

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