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高校1年生

第10章 10




「…そう。残念だったわね。」

「そうだね。でも今はそんなことどうでもいいの。私が言いたかったのは紗羅、あなたのせいで私の家族は私から離れていったの。」

「…」


「紗羅、あなた自分がしたことわかってるの??私、家から追い出されたんだよ??」

「…でも、結花だって悪いじゃん」

「わかってるよ。そんなこと。ちゃんと私はお母さんたちに話をするつもりだった。でも聞いてももらえなかったんだよ??」

「…」

「なんで??なんでこんなことしたの!?」


私は紗羅に聞いた。

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