高校1年生
第16章 16
――――――………
「…弥…き、ろ…」
「んん…」
健に起こされた。いつのまにか寝てしまっていたらしい。
「紗弥、早く服着て起きろ。」
「うん。」
裸で寝てしまっていたらしい。
「着替えたよー。」
「やっと着替えたか。俺らはもう行くぞ。」
「えっ、もう行くの??」
ヤったらすぐ捨てるのかよ。
「うん。ごめんね。色々あってさ。」
「そっか。わかった。」
色々って何よ。まぁ、いいか。気持ちよかったし。
「健一、早く行くぞ。じゃあな。」
「うん、ばいばい。」
健は早々と外に出ていった。
「あっ、あいつは。ごめんね、本当はあいつはまだ紗弥ちゃんといたいんだよ。だけどそれを面に出さないんだよねー。まったく。じゃあ俺も行くよ。ばいばい。」
「あっ、うん。ばいばい。」
そして健一も出ていった。
健、意外と可愛いとこあるんだね。健一もしっかりしてるし。
しばらくして私も外に出た。