高校1年生
第18章 18
「あいつ、薬まで手出したんだよ。馬鹿だよな…でも今は頑張って昔の自分に戻ろうとしてる…」
「そうなんですか…」
薬…先生、本当に追い詰められてたんだね…
「まぁ、こんな感じかな。」
「話してくださってありがとうございました。」
「いいえ。じゃあお礼にメアド教えてよ。」
「えっ、あっはい。」
私は新しい方のケータイを渡した。せっかくいい雰囲気だったのに。ぶち壊しじゃん。
「はい、ありがと。俺の入れといたから。また連絡するね。またシよ。今日は用事あるから、またね。」
拓也さんはクラブから出て行った。