高校1年生
第5章 5
それからしばらく先生と話ていない。私が一方的に話をしているだけで先生は「うん」とか「そうだね」とかしか言わない。
そんなことを考えていると先生が口を開いた。
「……結花、俺たちもう別れよ」
「………え、何言ってるの………う、そ、だよね………」
「本当だよ。もう無理だよ。俺たちは先生と生徒なんだから。こんなことは許されないんだよ。」
「………い、いやだよ!!絶対いや!!先生と別れるなんていや!!」
「結花、もう無理だ。わがまま言うんじゃないよ。今日は帰りなさい。」
そう言って先生は保健室を出ていった。私はその場で泣き崩れた。