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高校1年生

第35章 35





「…じゃあ、来週の日曜が母さんの誕生日だから来るか??」

「えっ、いいの??」


そんなに早く行くことになるなんて思わなかった。


「紗弥が行きたいって言ったんだろ。」

「い、行くよ!!でもいいの??誕生日なのに。」

「別にいいよ。特に何もしないし。」



何か悪いな。本当にいいのかな。


「そんな顔すんな。俺はちゃんと母さんたちに紗弥を紹介したいと思ってるし。」

「っ」



康介はすぐこんなかっこいいことを言ってくる。

その度に私の頭はパンパンになってしまう。

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