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Pour mon cher -笑顔の先に-

第8章 休日2日目

「じゃ、行こっか」


猛司の唇が触れた部分がジーンと熱くなるのを感じながら


「うん!」



猛司が差し出す左手を握る。


その手は自然と“恋人繋ぎ”に変化して、私と猛司は家を出た。






「で、ほんとの何処に行くの?」


「だから、夢の国」


「夢の国って歩いて行くの?」


「歩いて行く事に意義があるんだろうが?」


「ふーん‥‥」




ご機嫌そうな猛司の横で首を傾げながら歩く私。



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