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Pour mon cher -笑顔の先に-

第9章 笑顔の先に・・

「ここ‥‥」



猛司が私の顔を覗き込みながらふわりと笑う。

私は驚いた顔で猛司を見上げる。



風に乗ってふわりと香る猛司の匂いと‥・潮の香り。




「昨日来た海‥・だよね?」



猛司が内緒にしながら私を連れて来てくれた場所は、どう見ても昨日見た海と同じ。




「そうだよ?」


「へ?夢の国ってここの事?」



思わず首を傾げる。


夢の国‥‥


頭が偉い人なりの何かの表現なのかな?



「バカ愛。んなわけねーだろうが」


「痛っ!」



猛司はニカリと笑って私のおでこにデコピン1発。




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