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Pour mon cher -笑顔の先に-

第10章 Pour mon cher

猛司との距離が縮まった時。



「これからは、頼んだよ?」


「はい」



私の腕はお父さんから猛司へバトンタッチされた。



猛司はニコリと私に微笑みを向けて



「愛はこんな時相変わらずなのな?」



って言われてしまった‥。




それって、褒めてる?貶してる?




聞きたかったけど神父さんの手前、静かに言葉を呑み込んだ。




猛司はクスッと笑って真っ直ぐ神父さんへ視線を向けたから、私も神父に視線を向ける。






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