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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

「‥‥はよ」



眠そうに目を擦りながら俺の腕の中で目覚める愛に朝から堪らなく愛しくて。



愛しくて、愛しくて、愛しくて…




「痛っっ!!な、何で?!

朝からデコピンはキツイよ?!」




つい、意地悪をしてしまいたくなる。


しかめッ面でおでこ摩りながらじっとりした視線を送ってくるけど、何回も何回も言わせんな?



「それ、俺を誘ってんの?」

「何でそうなるの?!」

「目で煽ってんのかと思って?」

「違うしっ!痛いんだし!」



ふーん?

煽られてもいいんだけど?俺。












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