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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

でも、愛は俺の料理を食べた次の日から何やら料理本を買い漁って来て



「女だからねッ!猛司には負けてらんないっ!


料理だけは勝たなきゃっっ!!」



て、何か良く分からん事をブツブツ呟きながら血走った目で料理本を眺めてた。



いつ、俺と愛が何かの勝負してたのかは俺には分かんねーけど



「料理“だけは”って、他は負けてんの?」



「うん。勝ったことがない」



だそうだ。



良く分かんねーけど‥




俺だって愛に負けっぱなしなんですけど?





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