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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

「電話も控えろよ。愛がいたらそんな話出来ないだろうが」



朝のあの時間に掛けてくるとか、マジでバカだろ。

隣りにいるのに話なんか出来るかっつーんだよ。


考えろ。バカ。



「あーはいはい。じゃぁ、行くよ♪」


「は?マジで?」


「逢える時も時間もあんまりないんだから!ほら、早くッ♪」


「マジかよ…」



コーヒーをグビッと一気飲みしてさっさとカフェを出ていく後を追うようにして俺もカフェを後にした。





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