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跨いでいった男たち

第32章 樹海


私はどこまで彷徨うのだろう

潤、あなたと過ごした日々が

戻るなら

私はこの闇にのまれても

かまわない

闇にのまれるはずなのに

私を照らす一筋の



潤、あなたは私と

闇の中で生きては

くれないのね

里奈、僕は君の笑顔が

好きなんだ

里奈、君は闇を照らす

光なんだ

君が闇になってはいけない

里奈、僕は君を笑顔に

してあげられないけど

君の笑顔をこれからも

見守り続けたいよ

里奈、起きて

光が照らす方へ

潤!逝かないで!

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