テキストサイズ

月の綺麗な夜に

第8章 気持ち

「あ‥あの、さっきの“アリ”の話に戻すけどさ‥。

あれって、一体どういう意味?」




流星の“月が‥・”の件は無視して、無理矢理話を元に戻す。



だけど、流星のフワリとした笑顔は変わらずそのままで




「意味って。

俺、ずっとその言葉の意味なら雫月ちゃんに伝えて来てるから。」





そう言うと、私の頭に軽く手を乗せて




「どういう意味か分かった時、雫月から連絡して?待ってるから」




優しく微笑んで私の頭をポンポンして



「それまで星はお預けだね」




流星は首を傾げて苦笑した。




眉を下げて苦笑いする流星と、流星に終始戸惑い動揺してる私を月は優しく包み込むような金色の色を放ち、ふんわりと私と流星を月灯りで優しく見守ってくれた。




















ストーリーメニュー

TOPTOPへ